【地下浪漫の旅】 巨大地下空間「首都圏外郭放水路」で人間のちっぽけさを感じてきた イメージ

【地下浪漫の旅】 巨大地下空間「首都圏外郭放水路」で人間のちっぽけさを感じてきた

皆様ごきげんうるわしゅう!
奥深く広大な人間になりたい地下女子・白トリュフなめこことM本です。
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(前回記事「【地下浪漫の旅】庶民のご褒美が詰まった「デパ地下」でセレブ体験をする」より)


突然ですが、皆さんは地下に広がる「地下空間」に胸を打たれたことはありませんか。

そう、たとえばアプリ『なめこの巣』とか。
地下に広がる巣はひとつの社会で、一生懸命働くなめこ達にはそれぞれ人生(菌生?)ドラマがあるのでしょう。

これぞ"地下浪漫"ってやつですよ。

▼地下って深いです(いろいろな意味で)
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そんな"地下浪漫"は、案外我々の生活圏にも眠っているかもしれない..!

そんな想いに駆られた巣タッフはさっそく地下調査を開始。
すると、身近なところに巨大な地下空間を発見しました!


「地下空間」は埼玉県春日部市にある


その「地下空間」とやらは、埼玉県春日部市にあるらしい。
さっそく上司ダンボールなめこ氏を引き連れて取材に行ってきました。 

埼玉県春日部市にある「南桜井駅」からタクシーに乗り継ぎ走らせるほど約10分。
一風変わった建物が見えます。
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ここに「地下空間」が...!

車を降りて中に入ると『地底探検ミュージアム 龍Q館』という文字が。
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言われてみればどこか神秘的な雰囲気が漂います。
ここなら本当に龍がいてもおかしくなそう。

と、そのとき。

いた、龍だ!!!
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...いえ、龍のようなぐねぐねとした造形の装置がそこにありました。

果たしてここは何をするところなのでしょうか。




首都圏外郭放水路


ここにある地下空間とは、国土交通省の施設「首都圏外郭放水路」。

首都圏外郭放水路とは、埼玉県に位置する世界最大級の地下放水路で、
中川、倉松川、大落古利根川などの中小河川の洪水を地下に取り込み、
巨大なトンネルを通じて江戸川に流す仕組みになっています。

もともと中川・綾瀬川流域は地盤が低く水が溜まりやすい地形のため
洪水・浸水被害を幾度も繰り返してきたのだとか。
しかし、近年はこの地下放水路のおかげで洪水被害が圧倒的に軽減されているそうです!

▼優秀すぎるよ、放水路!
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今回見にきた「地下空間」は、この仕組みの一部である「調圧水槽」にあたり、
地下トンネルから流れてきた水の勢いを弱め、スムーズに流す役割を担っています。
現在も台風や大雨が発生したときには大活躍しているそう。

「調圧水槽」は特撮番組の撮影にも頻繁に使用されており、
特撮ファンにとっては聖地のような場所なんだそうです。

▼廊下にはたくさんのサインが飾られています。
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▼残念ながらダンなめのサインは不要でした。
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ついに地下空間「調圧水槽」へ!



地下空間に行くには別の入口があるらしく
見学にいらっしゃっていた皆さんと外へ移動。
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この日は見事な快晴!
外はサッカー場になっており、広々として気持ち良いです。
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▼その一角に不思議なドアが...!
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ここが地下空間「調圧水槽」への入口。
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階段は危険が伴うことから撮影禁止なので
ダンなめとM本の語彙力のない会話をお楽しみください。


〜〜<階段>〜〜

180223_danname.pngすごい、声が響くね!

180223_mmoto.png結構ひんやりしてる...厚着しておいて正解ですね。

180223_danname.pngエスカレーターとか全くないんだ。

180223_mmoto.png従業員の方々も毎回上り下りしているそうです。



〜〜<階段終了>〜〜

180223_danname.pngおおお〜〜〜!!

180223_mmoto.png広い!そして高い!


▼見てくださいこの広さ。
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▼体感してほしい、この高さ。
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▼「地下神殿」と呼ばれる場所なだけあって、神秘的な雰囲気が漂います。
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180223_mmoto.pngとにかく自分のちっぽけさに笑える広さ。

180223_mmoto.png並ぶ柱の高さも、より臨場感を感じさせてくれます。


こちらは「立坑」。
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工事時はトンネルを掘るためのシールドマシンの発進及び到達の基地となり、
現在は各中小河川から水を取り込むための施設となっています。

▼自由の女神像、スペースシャトルがすっぽり入る大きさなのだそう。
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特別に許可をいただき、空間の上方部から撮影をさせていただきました。
なめぱらでしか見られない、「調圧水槽」の広大さを感じてください。

▼上から見ても奥行きがすごい!
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▼怪しい人影がこんなに小さい!
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▼上から見た地下空間。ダンなめはどこでしょう。
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180223_mmoto.png特別に上方部に登らせていただいて見た景色は圧巻でした!

180223_mmoto.pngここから見るとダンなめがゴミのようです。




▼正解はコチラ。
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▼アップにしたら不気味でした。
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撮影後、外に出ると晴れ渡る青空。
なんだか異次元から帰ってきたような気分でした。

▼お空キレイ。
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180223_mmoto.pngなんだろう、この爽快感...

180223_mmoto.png空気が美味しいです。



見学はツアーになっており、「首都圏地下鉄放水路」や地域の防災についての説明を聞くことができました。
調圧水槽見学には事前予約が必須です。

>>>【申込はコチラから】<<<<


以上、「地下空間」事情をお伝えしました。
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最後に


「地下空間」から見えた新たな「地下」の世界...
取材を通してM本はひとつの答えにたどり着きました。

それは...

「地下空間」から帰還すると空気がおいしい!


180223_mmoto.png水害対策として機能している施設でありながら

180223_mmoto.pngその景色だけでも一見の価値あり!

180223_mmoto.png壮大な地下空間にいると自分の存在のちっぽけさを感じます。

180223_mmoto.pngあの空間に漂う雰囲気と広大さは"人の命を支える重み"なのかもしれません。

180223_mmoto.png夏休みの自由研究のテーマにもおすすめです!

180223_mmoto.png環境問題と真摯に向き合うためにも、ぜひ一度「地下空間」へ訪れてみてはいかがでしょうか。


地下にはびこるロマンを求めて、地下浪漫の旅はつづく。


▼「地下」にロマンを感じた方はこちらもどうぞ。
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