【なめこ寄席】最新なめこ書籍の作者・上地先生に直撃インタビュー!〜前編〜 イメージ

【なめこ寄席】最新なめこ書籍の作者・上地先生に直撃インタビュー!〜前編〜

落語の世界をなめこで表現する最新作『なめこ寄席』が好評発売中
皆様、さっそく読んでいただけましたか!?

▼この表紙が目印!



なめぱら班は作者である上地先生に直撃インタビューを実施!
最新作の魅力をさらに深掘りすべく、制作の裏側に迫りました☆

▼当日は幻冬舎へ行ってきました!
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今回はなめぱらを代表する白い豚・M本を交えてスペシャルインタビューをお届けしちゃいます♪

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左:M本(白トリュフなめこ) 右:上地優歩先生



【作者:上地優歩先生とは】

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漫画家。『なめこ寄席』の執筆者。
その他にもストーリー漫画、学習まんが、
イラストなど幅広く執筆している。
三重県在住。


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上地先生と初対面


上地先生は三重県にお住まいのため、取材はスカイプ通話にて行われました。

M本:え〜、本日はおひがらもよく...
※取材当日は雨でした。

上地:......(ニコッ)

M本:(おやおや、もしかして脳に直接通信を送られている...!?)

M本:(おかしいな...脳には何も受信できていない)

▼冒頭は無言で見つめあっていたM本と上地先生。
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スタッフ:...これ、カメラは通ってますけど通話が繋がってないですね。

M本:な、なんだって!?


〜〜20分程中断〜〜


M本:大変お待たせ...改めまして、本日はよろしくお願いします!

上地:よろしくお願いします(笑)

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機械トラブルにより出鼻をくじかれてしまったM本をはじめとするなめぱら班。
上地先生はそんなトラブルにも笑顔で対応してくださる優しい方でした。




<質問1>表紙について


M本:さっそくですが、表紙は今までのなめこにない印象のデザインでしたね!

上地:和の雰囲気が楽しめて華やかになるように考えました。

M本:まさに『寄席』を連想させるイラストですよね。正座してるなめこも新鮮!


M本:2ページ目は花見なめこの頭の上で寄席の舞台を楽しむなめこ達が描かれていますね。

上地:「なめこ寄席」では収録されておりませんが、落語の演目で「頭山」という作品をイメージしています。
これは"さくらんぼを種ごと食べた男の頭から桜が生えてしまったお話"でして
落語を知っている人だと気付いた人もいるかもしれませんね。

M本:こんなところにまで落語の要素が散りばめられているんですか!

上地:また、表紙の折り目に描かれている若葉なめこは、師匠にお茶を運ぶ新米くんを表現しています。



<質問2>絶妙な配役センスのコツとは!


M本:絶妙な配役が光っていましたが、どのように選んでいるのでしょうか。

上地:選ぶ時は小鳩先生の配役を参考にしました。小鳩先生は作中に描けないような裏話を配役で表現していらしたので、キャラクターの雰囲気、あとは落語を知っている人ならわかるような小ネタを仕込んでいます。

M本:というと?

上地:例えば『短命』ではアジサイなめこがマドンナ役なんですけど、紫陽花って毒があるので、それを知っている人は面白がってもらえるのではないかと配役してみたりですとか。

M本:なるほど!アジサイなめこ演じるマドンナは3人の旦那を死なせていまもんね(怖)

上地:また『文七元結』では「佐野槌」という妓楼からの使いを「ザリガニなめこ」が演じていますが、かつて「佐野槌」ではなく「角海老楼」という妓楼で演じるのが一般的だった時期があります。そこで"海老"から「ザリガニ」を連想しこの配役に決めました。落語を知っている人は、さらに2度おいしく楽しんでもらえるのではないかと思います。

▼「ザリガニなめこ」にそんな裏設定があったとは!
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M本:落語に詳しい人が楽しめる工夫までしているとは恐れ入りました...!他にもあるんですか?

上地:同じく『文七元結』においておかみさん役が「天照なめこ」なのですが...これは衣装交換をする場面で「天照なめこ」羽衣は使える!と思ったことと(笑)衣装を取られてしまいしばらく隠れているおかみさんが、最後に明るくぽーんと出てくる様子が天照の岩戸隠れ神話と合わせて楽しめるのではないかと思いつきました。

上地:あと『死神』で億万長者になった草なめこが"トロピカルなめこ"になるのですが、そこに登場する愛人(ロリポップなめこ)はおいしいところだけもっていく、甘い汁だけ舐め尽くして去っていく、という役柄を表現しています。

M本:神話まで絡んでいるんですね!これに気付いた人はきっと爽快だろうなぁ。

M本:キャラクターとの親和性や作品の背景にまで食い込んだ小ネタが豊富ですが、逆に直感的にすぐ決まった配役はありますか。

上地:「お菊」が演じる『厩火事』の主人公は、職業を象徴する髪留めと後半でお皿を割るシチュエーションが見事にハマっていたので、すぐに決まりました。

▼「お菊」は髪結い役を演じている。
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M本:個人的に『火焔太鼓』で奥さん役を「シンバルなめこ」が演じていることが意外だったのですが、これにも意味があるんでしょうか。

上地:はい。『火焔太鼓』はオチに「半鐘(はんしょう)」のギャグで笑うシーンがあるのですが、これは言葉だけでは通じにくいですよね。ここは「オジャン」という言葉と「ジャンジャン♪」と鳴る鐘があればわかりやすいので、キャラクター的にも口うるさい奥さんを「シンバルなめこ」にすることで表現してみました。

M本:ああっ!「ジャンジャン♪」と「おジャン」をかけているシーンをイラストで表現するためですね...!

▼「ジャンジャン♪」と鳴る半鐘と「オジャン」をかけ合わせたオチになっている。
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M本:そもそもなめこは種類が多いうえに類似種類も多いのに、その都度調べているんですか。

上地:なめこをまとめた表を作って、にらめっこしながら考えました。

M本:素晴らしい制作努力...(感涙)






さて、様々な制作裏話を聞かせていただきましたが
この後は各作品ごとにもっと深いお話を聞いていきます!

その続きは(後編)でお楽しみください!


(後編)記事はこちらから
https://namepara.com/info/special/180511_190500.html


【作品情報】

「なめこ寄席 なめこでわかる江戸落語」
作者:上地 優歩
作品:全6話
価格:630円(税抜)
発売場所:全国の書店 / なめこ市場 東京本店 / Amazon、楽天ブックス、7net、TSUTAYA など


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