「なめこ侮りがたし！！」

「なめこなのに感動した...」

など、各所で大評判をいただいている『なめこ文學全集』の最新作が「comicスピカ」No.20（幻冬舎コミックス）に掲載されております。

今回なめこが挑戦する作品は...


森鴎外『舞姫』。



　高校の教科書でもお馴染みの『舞姫』は"雅文体"という平安時代の言葉をもとにした文体で書かれており、難解な作品という印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
　しかし『なめこ文學全集』なら大丈夫！！　ストーリーを忠実に再現しつつも、なめこが分かりやすく演じてくれています。時代背景、場面設定、登場人物の性格に至るまでなめこのお陰ですんなり頭に入るので、高校生の頃に『なめこ文學全集』があればどんなに助かったことか...。
　中学生くらいなら１人でも読めるかと思います。（小学生は大人と一緒に読んでみよう！）


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さてさて、そんな『舞姫』の主人公は、大学をトップで卒業し官僚としてエリート街道をひた走る太田豊太郎君であります。

「我名を成すのも今だ！（ｷﾘｯ）」


ドイツに派遣され、仕事の合間には大学に通い、飲みも遊びもしないという豊太郎君。
人に敷かれたレールをただ頑なに辿っていく豊太郎君。
誰にも心を開くことなくベルリンでの生活も早3年が経とうというしていたある日、街角で涙を流す少女に出会います。



少女の名はエリス。

エリスの美しい瞳に、仕事と勉強だけに生きる豊太郎君も釘付けです。



まさしく一目惚れです。

「どうして一目見ただけで我心の底まで届いたのか...（ｷﾘｯ）」



エリスの涙の理由...それは彼女の貧困によるものでした。
父親の葬式代がないと泣くエリスに向かって、豊太郎君は銀時計を差し出しこう言うのです。

「これを質屋に持っていって　一時の急を凌ぎなさい（ｷﾘｯ）」


ああ豊太郎君、きみはなんて男前（この時点では）なんでしょう。
一方のエリスも今度は嬉し涙を流して喜ぶのでした。

「熱い涙が手の背に濺がれた（ｷﾘｯ）」




これまで他人との密接な関わりを避けてきた豊太郎君ですから、かわいい女の子に慕われてしまったらもうイチコロな訳です。


その後、エリスとの交際が公となり、仕事をクビになった豊太郎君。
交際中とはいえ二人の仲は清廉潔白。
自分のせいで豊太郎が職を解かれ、更にベルリンを離れることになるかもしれないと知り、エリスは大変なショックを受ける訳です。


そんなエリスを見て豊太郎もようやく自分の気持ちに気がつく訳です。




そして一線を越えてしまう訳です。

「こんなことになってしまったのをどうすればいいのだろうか...（ｷﾘｯ）」


友人の援助もあり、ベルリンで仕事を見つけた豊太郎は改めてエリスとの生活をスタートさせます。誰にも咎められない、二人だけの時間を...。

「苦しいなかにも楽しい月日を送った（ｷﾘｯ）」









慎ましく二人の幸せを謳歌する豊太郎とエリス。




私もいつかこんな恋愛をしてみたいものです（＾＾）





この続きは是非「comicスピカ」No.20でお確かめください！！
高校生はテスト対策として必ず読むように！！

▼この表紙が目印です


店頭に無い場合は取り寄せもできますので、詳しくは書店にお問い合わせください。

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