当たり前のように重役出勤のダンボールなめこ。

ダンなめ「うぃぃ〜す」



ダンなめ「ん？なんやこれは？」



ダンなめ「か...果たし状...」



武者震いしながら封を開けると、




ダンなめ「フムフム...」


『この世にダンボールなめこは二匹もいらない』
『今夜アノ場所でまつ』
『ダンボールなめこGより』




"アノ場所"とは、ビーワークスにほど近いとある公園の事だ。
2年前ダンボールなめこの色塗りを行った場所=ダンボールなめこ生誕の地としてその名を轟かせている、ダンなめにとっての故郷にも等しい思い出の地だ。


ダンなめ「あの野郎！！人の思い出を汚しやがってぇ！」

ダンなめは一目散に公園へと向かった。






......








ダンなめ「思い出無くなってんじゃん...」

マンション建設の憂き目に遭い、無惨な姿をさらす公園。
ダンなめはただ立ち尽くしていた。（実話）


その時、ダンなめの携帯が震えた。




ダンなめは激怒した。





〜ビーワークス社内〜

「遅かったですねwww」


「...いったい何のつもりだぁおめぇさんよ？」


「この世にダンボールなめこは二匹もいらない！！」

「覚悟だ！ダンなめぇぇ！」


カッチーン

「さんを！ つけろよ！ いがぐり！ 野郎！」


「うぉぉ！！！！勝負だっ」




「この『なめこつむつむ』で！」

「グローバルエキスパートルール採用の一本勝負！」

「負けた方はここを去る！」

「いくぜぇ先手必勝っ！」




「出来たっ！」




「大収穫竜陣積みぃ！」




「むぅぅ中々やるな。つぎは俺の番だ！」




「マトリョーシカを乗せればっ」

「天地神明落としっ完せ...」



ガラガラッ




「...まだまだぁ！！」



ガラガラッ...



ガラガラッ...


「くそっ！できねぇ！！このおれが負ける訳には...」


「いえ...ダンなめさん、あなたの勝ちです。」

「えっ？」

「倒れても倒れても決してあきらめない。」

「はい...」

「そのひた向きな姿が俺にはないんです。」
             
「うん...」

「この勝負、俺の完敗です！」

「いや、別にそういうわけじゃ...」

「俺も男を磨いて...いつかまたダンなめさんの前に...」

「えっ...えっ？」

「帰ってくるまで待っていてくださいね！！」

「.........」

「アディオス！！」


こうして（やや強引に）二匹の戦いは幕を下ろした。
「男を磨いてまた帰ってくる」そう言い残して、ダンなめGはビーワークスを後にした。




がんばれぐんじ！
卒論が終わったら、また戻ってこいよ！！







「まじかよ...」

「来週から仕事どーすんだよ...」