2013.10.29
【なめこ漫画化】連載第18回「恩讐の彼方に」
コミックス第3巻が絶好調発売中の『なめこ文學全集』最新話が、「comicスピカ」No.25に掲載されております!!
今回の作品は、罪を背負った男の覚悟と更正を描いた名作「恩讐の彼方に」。
作者の菊池寛は作家として不動の地位を築きながら、出版社「文藝春秋社」を設立し、「芥川賞」や「直木賞」を創設した人物として知られています。
さて、そんな感動作として名高い文学を、果たしてなめこはどう演じるのか!?
さっそくご紹介しましょう!!
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主人公は、痴情のもつれから主人を殺めた侍・市九郎。
彼はかつての主の愛人・お弓とともに江戸を離れ山里深くに落ち延びました。
市九郎とお弓は峠の茶店でお客をとり、夜には強盗をはたらいて暮らしていました。
う〜ん、清々しいほどのクズっぷりです。
罪を犯すことに何の躊躇も無くなっていたころ、若い夫婦の命を自らの手で奪ってしまいます。
いくらクズと言えども未来ある若者まで殺したことはなかった市九郎でしたが、後ろめたさを感じつつ若夫婦の身ぐるみをはがし、結局お弓の元に戻りました。
しかしお弓は市九郎にこう言い放ちます。
「女の方が頭につけていたものはどうしたのか」と。
これにはさすがの市九郎もドン引きです。
そしてその瞬間、市九郎の中で押さえ込まれていた良心が蘇り、彼が犯した悪事に突き刺さりました。
自分の過去からも、自分自身からも逃げ出したくなった市九郎。
仏に救いを求め、出家してわずか半年で立派なお坊さんになってしまいます。
でも満たされないこの想い。
それから数年後......。
そこには元気いっぱいに槌(つち)を振るう市九郎の姿が!!
見違えるように生き生きとした表情を浮かべる市九郎。
一体彼にどんな心境の変化があったのでしょうか!?
そして彼を待ち受ける過酷な試練とは!!
このお話の結末は、是非「comicスピカ」No.25(発行 幻冬舎コミックス)でお確かめください。
この表紙が目印です。
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「なめこが文学を楽しくします。」を合い言葉に、お陰さまで『なめこ文學全集』はシリーズ累計40万部突破!!
『なめこ文學全集』の特設ページでは
・芥川龍之介「蜘蛛の糸」(第1巻収録)
・太宰治「走れメロス」(第2巻収録)
・堀辰雄「風立ちぬ」(第3巻収録)の3作品を無料で試し読みができますので、ぜひチェックしてみてください!!
『なめこ文學全集 なめこでわかる名作文学』特設ページ
http://www.gentosha-comics.net/nameko_bungaku/
なめこ文學全集 なめこでわかる名作文学(3)
[バーズコミックス スペシャル]
作者:小鳩まり
サイズ:B6判並製
価格:650円(本体価格619円)
ISBN:978-4-344-82921-3
発売日:2013年9月24日
エルパカBOOKS
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