んふんふ（精神的に向上心のないものは馬鹿だ）...夏目漱石の名作「こころ（後編）」がデンシバーズで公開中！

2015.11.24

んふんふ（精神的に向上心のないものは馬鹿だ）...夏目漱石の名作「こころ（後編）」がデンシバーズで公開中！

さて、今月も皆様の心のオアシス「なめこ文學全集」を読む時間がやって参りました！

今月公開の作品は引き続き、夏目漱石の名作「こころ」です。
「こころ」といえば教科書でもお馴染み、日本文学史上屈指のオアシス度を誇る作品ですよね。
後編に行く前に軽く前編を振り返っておきましょう。

▼高学歴でニートに憧れる主人公の「私」は高学歴でニートの「先生」に出会い、その魅力に惹かれ教えを請うようになります。

▼「平生は善人でも急に悪人に変わる」と語る先生。でもニート。しかも奥さんは美人。

▼「先生」はどうやら暗い過去をもった人物らしく...！？

と、いうところで「こころ（前編）」は終了。

「先生」がひた隠しにする「過去」とはいったい！？
そもそもアラサーでニートなのに高学歴で美人の奥さんがいるのはなぜなのか！？
「こころ(後編)」を読んでその真相を暴きましょう！

後編はいきなりネタバレになります。
前編をまだ読んでいない人はこちらからどうぞ↓↓↓
なめこ文學全集｜デンシバーズ

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よござんすか？

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いきなり物語は「下　先生と遺書」という章題で始まります。

▼先生死んじゃった...

実は「こころ」という作品は全三章から構成されており、なめこ文學全集版「こころ」でも前編では「上」「中」の二章を収録しておりました。
しかし「こころ」といえばこの「下」です。
「上　先生と私」「中　両親と私」はほんのプロローグにすぎません。

ここから「先生」と「私」と「K」と全国の中高生が未来永劫巻き込まれる絶望が幕を開けるのです。

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さて、物語は『先生が私に宛てた「遺書」』という体で進みます。
二十歳の頃両親を亡くした上、引き取られた叔父に遺産をちょろまかされるという不幸に見舞われる先生。

▼善人顔して突然悪人に変わる...どこかで聞いたことがあるような...

故郷を離れ移り住んだ東京の下宿先で、若き先生は今の奥さんと運命的な出会いを果たします。

▼これは"神聖な恋"なのかそれとも...

▼「先生」は誰にも打ち明けられないまま恋心を募らせるのでした

しかし、恋に障害はつきもの。

そこに関係するのが先生の幼なじみ「K」。
今回の新キャラです。

▼寺生まれのKさんを演じるのは覚醒なめこ。何に覚醒するんですかねえ...

「先生」の古くからの友人である彼もまた、不幸と苦労を背負う学生なのでした。
養家からも実家からも縁を切られ、独力で自らを支えていた「K」は次第に身体と精神を壊してしまいます。

▼そして「K」を見かねた「先生」は彼を下宿先に招き入れるのでした。

結果的にそれが「先生」自身の立場を危うくするとも知らずに...。

周囲の励ましもあり「K」は回復し、同時にお嬢さんに恋心を募らせていました。
ある日、「K」は「先生」に対しお嬢さんへの思いを打ち明けます。
突然の「K」の告白に動揺する「先生」は「K」を追いつめます。

▼「K」の覚悟を問いただす「先生」

▼かつての親友は今や憎き恋敵

▼見よ、覚悟を決めた男の顔を

そして放たれるあの言葉。

「精神的に向上心のないものは馬鹿だ」

泥沼の三角関係と身の毛もよだつ驚天動地の急展開！

ぜひデンシバーズでご確認ください！

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こころ（後編）｜なめこ文學全集

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