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2014.10.10

祝・『なめよん』発売！！ダンボールなめこ緊急記者会見


なめこ公式サイト「なめこぱらだいす」で連載中の4コマ漫画「なめこタイムDX」が『なめよん』として書籍化されたことを受け、原作者のダンボールなめこ氏は9日、ビーワークス本社（東京都港区）において緊急記者会見を行った。

会見では『なめよん』の魅力やこだわりについて解説し、これまで書籍化が実現されてこなかった理由などを語った。

記者会見の模様は是非冒頭の動画をご覧ください。

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以下、ダンボールなめこ氏による記者会見の一問一答

『なめよん』の見所やこだわったポイント


やはりWebでページを送って1ネタずつ見るのと、紙の本で見開きでドーンと見るのとでは違いますね。

こだわりポイントとしては装丁に注目していただきたいです。
企画・編集をしていただいたファミ通App編集部のデザイナーのS藤さんと制作のM村さんが素敵に仕上げてくださいました。

カバーには蛍光ピンクを使ってインパクト満点。
通常のカラー印刷はCMYKという4色印刷なんですが、『なめよん』はこの蛍光ピンクという"特色"を使用していることが大きな特徴です。

また、カバーに用いている紙は凹凸のある素材感を重視した紙を採用しました。
これは「なめこタイムDX」で描かれているなめこのような、少しザラッとした印象を表現したかったからです。

一方でタイトルロゴとカバーイラストの線画部分は光沢のある感じですが、こちらには"UV印刷"という特殊な印刷処理を施しています。
こちらはなめこ本来のツルツル感、ぬるぬる感を感じていただければいいなと思っています。


「なめこタイムDX」のザラッと感と「なめこ」本来のぬるぬる感を体現したカバー
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これまでも書籍化希望の声は多かったが、このタイミングで書籍化になった理由


「なめぱら」公開当初から複数の出版社から4コマ書籍化のお声がけはいただいていました。
ただ、「なめこタイムDXが読めるのはなめぱらだけ！！」というところをファンの皆様にアピールしたかったことと、Web上で無料で公開している4コマをわざわざお金を払って読んでいただくのは忍びない、という理由ですべてお断りをしていました。

しかし「なめこタイムDX」の書籍化を熱望される方の声が非常に多くなっていき、最終的には本にした方が皆さんに喜んでいただけると思い書籍化に踏み切りました。
今年に入ってからすこしずつ準備を進め、ようやく10月9日に出版に至ったというのが書籍化の真相です。
出版にあたっては企画をご快諾いただいたファミ通App編集長・中目黒目黒さんに感謝ですね。


『なめよん』を手に謝辞を述べるダンボールなめこ氏
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毎週更新している4コマはどのように作られているのか

『なめよん』に"原作 ダンボールなめこ"、"作画 河合真吾"とクレジットされているとおり、基本的には私（ダンボールなめこ）がネタづくりをしています。
「なめこ4コマ」ノートにネームという漫画の設計図を書いて、それを作画担当の河合に渡して清書をしてもらうというのが基本的な流れです。


門外不出の「なめこ4コマノート」
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ただし週に1本とはいえネタ出しに苦しめられることも多く、水曜更新のはずが日付を跨いで木曜になってしまいそうになることもあります。
そんなときは周りのスタッフにネタやアイデアを募ったり、河合に見せる前に「なめこ栽培キット」のディレクターO廣や「なめこ図鑑」著者のK谷にネームを相談したりしています。
つまり"原作 ダンボールなめこ"と書いてありますが、実は「なめこタイムDX」自体はビーワークス皆で考えてつくっている4コマなんです。


ネームには作画上の細かな指示も
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"なめぱら未公開の秘蔵ネタ"について非公開だった理由


理由は様々ございまして、たとえば「かくれんぼ」（P.101）や「みんなのおうち」（P.103）は作画に時間がかかるので通常更新では対応できないためボツになりました。
ネタとしてはおもしろいけどホラーすぎる「手芸」（P.102）やブラックすぎる「100均」（P.102）はそれぞれ自重するかたちでボツにしました。
あとは政治ネタが個人的には好きなんですが、あまりにもタイムリーすぎるためにボツにした「なめこのCD2」（P.105）というのもあります。
この「なめこのCD2」は掲載見送りを決めた2時間後に都知事が辞任して、危うく巻き添えを食らうところでした（笑）


都知事辞任の引き金になった！？「なめこのCD2」
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『なめよん』収録4コマの中でダンボールなめこ氏のお気に入りのお話は


やはり本でなければ読めないという点で「なめこのCD2」を押します。
あとは2013年の節分ネタ「ノーサイド」（P.46）。
ストーリー、演出、タイトル、一言コメントに至るまで、4コマであるにも関わらず非常に重厚な内容でまとまりのある漫画だと思います。


ダンボールなめこ絶賛（自画自賛）の「ノーサイド」
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最後になめこファンの皆様にひとこと


『なめこタイムDX 4コマ集 なめよん』は、皆様の声に押されてこうして本という形にすることができました。
毎週なめぱらで4コマを楽しんでいた方には、ぜひ『なめよん』を読んでいただきながら3年間の道筋を思い出していただき、楽しんでもらえたら嬉しいです。



〈商品データ〉
なめこタイムDX 4コマ集 なめよん

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2014年10月9日（木）
発行：KADOKAWA
価格：1,000円+税
Amazon

2014年8月までに「なめぱら」で公開された全4コマに加え、「毎菌新聞」に掲載された4コマも完全網羅！！
さらにWeb未公開の訳アリ秘蔵ネタ15本も特別に収録！！（すべて描きおろし）


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