わけがわからないほど癖になる！？坂口安吾のファルス的ナンセンス作品『風博士』がデンシバーズで公開中！

2015.12.22

わけがわからないほど癖になる！？坂口安吾のファルス的ナンセンス作品『風博士』がデンシバーズで公開中！

今月もこの時間がやって参りました！

そう、毎度おなじみ『なめこ文學全集』の最新話をご紹介する時間ですよ！！

今年最後の更新となる今回。
2015年ラスト・なめこ文学を飾るのは近代日本文学を代表する作家・坂口安吾が生んだ名作、

ファルス的ナンセンス作品『風博士』であります！

▼亡くなった風博士の遺書を読むところから物語が始まります。

......ん？何やら聞きなれない言葉が...

この「ファルス的ナンセンス作品」ってなんぞや！？

「これは常識的な約束事や論理性を無視し、壊そうとするような文学の総称である。
"意味をなさないこと"によって成立するユーモア作品。」
（Wikipediaより引用）

...そう、今回の作品を読むうえで我々が訴えたいことはただ一つ！

この作品は意味がわからないってことなんですね、はい！

▼遺書の冒頭が禿頭の話で始まるあたりからもカオスぶりが伺える。

こちらの作品、読めばおわかりいただけると思いますが、とにかく理解しようとすればするほど難しい。
今回記事にするうえでも我々スタッフは頭を抱えました。
そこで我らがダンなめ先生が放った一言。

「考えるな、感じろ！」 by　ダンなめ

さすが毎年夏と冬の祭典にて本を出しているだけあって説得力が違います。（何の本かは別として）

そうなんです...本日の作品は考えちゃいけない、感じるものなんです！！！

▼これは一体何の場面...！？なんて考えちゃいけません。感じるんです！

▼謎が謎を呼ぶ展開。推理小説じゃあありませんよ！

▼考えたら負け...考えたら負けなんです！

以上の注意事項を踏まえたうえで、坂口安吾が創り上げる独特な世界観を味わっていただければと思います。

感じ方は人により千差万別。
自分なりの解釈でもって、それぞれの「風博士」をお楽しみください♪

不思議な魅力を体感したい方はコチラ！

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風博士｜なめこ文学全集

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