テレビアニメ『なめこ 〜せかいのともだち〜』放送開始までいよいよあと9日！！

いったいどんな作品になるのか、皆様期待と不安がいっぱいではないでしょうか...。

そこで！！

放送までの間にアニメ制作の様子を皆様にお届けしていきたいと思います。

題して「なめこアニメができるまで」！！

第1回はアニメの骨格をつくる「シナリオができるまで」の模様をご紹介します。

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時はさかのぼること5ヶ月前の11月某日。

『なめこ 〜せかいのともだち〜』のアニメーションを制作するスタジオディーン会議室にて、なめこアニメのストーリーを決める「シナリオ会議」が行われていました。




会議には作品の監督を務めるわたなべひろし監督と制作を仕切るディーン飯嶋Pを中心に、シナリオライターの高橋ナツコさん、松井亜弥さん、待田堂子さん、委員会代表のフリュー安藤P、ビーワークス河合、ダンボールなめこがレギュラーメンバーとして参加。

ちなみに「シナリオ会議」は通称「本読み」と呼ばれています。

シナリオライターさんが書いたシナリオを関係者が読み合わせをし、キャラクター設定や世界観設定との整合性を確認する大切な会議です。

もちろん確認だけではなく、「もっとこうしたい」というプラスアルファの意見や、演出面でネックになりそうなことを議論してシナリオの完成度を高めていきます。

シナリオは1回の会議ですぐ決まる訳ではなく、初稿→第二稿→第三稿と修正を重ね、最後はわたなべ監督がOKを出して「決定稿」となります。

▼原作者としてビーワークスから河合と（写ってないけど）ダンなめが毎週参加



▼こちらがわたなべ監督。『クッキンアイドル アイ！マイ！まいん！』アニメパートの監督でもあります。



ところでアニメの脚本はシナリオライターさんが各話のお話をバラバラに考えるわけではありません。

「シリーズ構成」と呼ばれる「作品全体を通した流れ」を土台として、各話のシナリオを書いているのです。

お話づくりの一番最初のはじめの一歩は、わたなべ監督、ディーン飯嶋P、BW河合・ダンなめにシナリオライターの高橋ナツコさんを交えてキャラや世界観についてのアイデア出しです。

さらに今回は子ども達が楽しめる"お笑いのテイスト"が欲しかったので、吉本新喜劇の台本も手がけている大崎知仁さんにもネタのアイデア出しにご協力いただきました。

シリーズ構成を担当する高橋ナツコさんは数々のアニメ作品の脚本を担当しているライターさんで、あの『クッキンアイドル アイ！マイ！まいん！』のシナリオも担当されていました。

そんなアイデア出し会議を経て、高橋さんが「なめこのアニメは全何話で何分の作品」かを踏まえて全体の流れをつくります。

それが作品の骨格となる「シリーズ構成」です。（※ちなみにシナリオライターではなく監督や別のスタッフがシリーズ構成を務めることもあります）

▼門外不出の「シリーズ構成（各話プロット＆各話登場なめこと国のリスト）」



『なめこ 〜せかいのともだち〜』では「世界中のなめこがなめこの森に集まってきて、なめこくん達と交流する」というコンセプトのもと、どこの国から何なめこがやってきてどんなお話になるのかが綿密に設計されています。

アニメを熟知したわたなべ監督や高橋さんが出すアイデアに必死に付いていきながら、ビーワークスも積極的に意見を交わさせていただきました。

特に「国となめこ」の組み合わせについては、なめこを熟知した河合と地理マニア・ダンなめが本領を発揮しています。

誰もがうなずく納得の組み合わせはもちろんのこと、「えっ、このなめこがこの国から！？」という意外な組み合わせまで、放送を楽しみにしてくれると嬉しいです。

▼アイデアがいっぱい詰まったシナリオにご注目！！



こうしてアニメのストーリーそのものである「シナリオ」ができあがっていきました。

10月からスタートした「本読み」は週に1回のペースで開催され、最終話が決定稿となったのは年が明けて1月も終わりになる頃。

たった3分間のアニメでもそこに行き着くまでに数ヶ月の期間がかかっているんですね！！

熟練のクリエイター達をして「3分は難しい」と言わしめた「なめこ 〜せかいのともだち〜」のシナリオ。

ぜひお楽しみに！！



【#なめこアニメ ができるまで】
#なめこアニメ ができるまで②「キャラクターデザインができるまで」