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2013.8.29

【なめこ漫画化】連載第17回『野ばら』

おかげさまで大変な好評を頂いている『なめこ文學全集』!
その最新話が「comicスピカ」No.23に掲載されているという事で、早速レポートをお届けしたいと思います。
この記事の最後に最新コミックス第3巻(9月24日発売)の情報もありますのでお見逃し無く!!


今回なめこ達が演じる作品は、世代を超えた友情を描いた名作「野ばら」です。
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「野ばら」は児童文学の父とも呼ばれる小川未明(おがわみめい)の作品です。
非常にせっかちな性格だったとされる小川未明は、短編作品を得意とする作家でした。
その多作ぶりから、「日本のアンデルセン」と呼ばれる事もあります。



さて、そんな小川未明の代表作である「野ばら」。

物語の舞台は隣り合う「大きな国」と「小さな国」の"国境"です。
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"国境"には大きな国から老人の兵士が、小さな国から青年の兵士がそれぞれ派遣され、国境を定める石碑を守っていました。


石碑の近くには野ばらが茂っていました。
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題名にも用いられているこの野ばらは、青年と老人の関係を象徴するかのように作中に何度も登場します。


最初こそ互いに警戒し合っていた青年と老人は、徐々に心を通わせていきます。
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二つの国の間には争いも無く平和な日々が続きます。
退屈しのぎに老人から将棋をならう青年。
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穏やかな自然の中で、ふたりは夢中で将棋をうちました。
心を許す相手と過ごす時間は、どれほどに幸せでしょうか。

そんな二人は共に冬を乗り越え、新たな春を迎えます。






しかしここで...



恐れていた問題が起こりました。
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「大きな国」と「小さな国」が戦争を始めたのです。



昨日まで共に将棋をうっていた友人が、突然敵に変わる。



真っ暗な現実を前に、老人は青年に自分を殺すよう迫ります。
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馬上には決意の表情を浮かべた青年の姿が...
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運命に引き裂かれ、敵同士となった青年と老人。

その友情の結末とはっ!?

続きは「comicスピカ」No.23でご覧ください!!
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『なめこ文學全集』第3巻情報!!
「comicスピカ」連載作品に、描きおろし2作品を加えた全8作品を収録する『なめこ文學全集』(3)は9月24日(月)発売です。
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▼収録作品
『ごんぎつね』    新美南吉
『羅生門』    芥川龍之介
『舞姫』    森鴎外
『高野聖』    泉鏡花(描きおろし)
『風立ちぬ』    堀辰雄
『やまなし』    宮沢賢治
『南総里見八犬伝 後編』    滝沢馬琴(描きおろし)
『カインの末裔』    有島武郎

なめこ文學全集 なめこでわかる名作文学(3)(→Amazon
[バーズコミックス スペシャル]
    作者:小鳩まり
    サイズ:B6判並製
    価格:各650円(本体価格619円)


『なめこ文學全集』(1)〜(2)も好評発売中

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なめこ文學全集 なめこでわかる名作文学(1)(→Amazon
なめこ文學全集 なめこでわかる名作文学(2)(→Amazon
[バーズコミックス スペシャル]
    作者:小鳩まり
    サイズ:B6判並製
    価格:各650円(本体価格619円)

試し読みもできる『なめこ文學全集』特設ページはこちら
http://www.gentosha-comics.net/nameko_bungaku/



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『なめこ文學全集』複製原画展示イベント
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町田市民文学館で9月23日まで開催中の「〈きのこ×文学〉ワンダー★ランド 〜 きのこ文学の森へようこそ! 〜 展 」に、『なめこ文學全集』の複製原画が展示されています。
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「きのこ」で「文学」とくれば『なめこ文學全集』にぴったりの企画ではありますが、それ以外にもきのこを題材に繰り広げられる児童文学作品を中心に紹介する企画展示となっています。
夏休みの宿題も兼ねて「なめこ文学」と「きのこ文学」に触れてみるのもいいかもしれませんね。
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■会場
町田市民文学館 ことばらんど
東京都町田市原町田4丁目16番17号
042-739-3420

■会期
2013年7月20日(土)〜9月23日(月・祝)
休館日:毎週月曜日(ただし 9 月 16 日、23 日は開館)、毎月第 2 木曜日

■開館時間
午前10時〜午後5時

■観覧料
無料

■作品展示期間
8/16〜9/23 「なめこ文學全集」から「野菊の墓」



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